院長ご挨拶

院長

済生会みすみ病院

院 長

庄野 弘幸

(しょうの ひろゆき)

3つの自慢

2020年度はCOVID-19の猛威の中ではじまりました。

当院周辺地域の高齢化率は40%を超えており、COVID-19に対して重症化が懸念される方々が多くいらっしゃいます。皆さん、マスコミでの連日の報道で状況をよくご存じで、「感染してはいけない」と、自分なりの対応をとられています。しかしながら、お話を伺うと、対応をしっかりというより恐怖を感じておられる方が多く、「怖くて家から出ていません」とおっしゃる方も多くおられます。私から見れば、この地域は首都圏や熊本市内と比べると人口が少ない地域で、また美しい海と山に囲まれ自然が豊かです。今、私が病院周辺を1時間ほど散歩しても、お会いする方は3~4人といった程度ですが、患者さんには「家の近くを散歩するのは大丈夫だから、閉じこもらないように」と話をしています。当院の理念は「医療・福祉を通じて安心して生活できる地域づくりに貢献します」です。皆さんに安心して暮らしていただけるように、病院として正確な情報と的確な指導をしていく必要があると考えています。また、当院は地域に一つしかない病院です。地域包括ケアの一端を担う病院として、ニーズの高い回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病床を中心にした入院診療をはじめ、救急医療、慢性疾患のフォローを含めた外来診療、さらに、住民の生活に寄り添うため訪問リハビリ、通所リハビリ、訪問診療にも力を入れています。現時点では、まだすべての患者さんがCOVID-19以外の患者さんです。これからどうなるか分かりませんが、いずれにしても診療が必要な患者さんが、必要な診療を受けていただけるように、最大限の予防策をとりながら、慎重に病院全体で取り組む所存です。地域住民の健康的な生活を支援するために行っている「出前・健康講座」も、今年に入って中止が続いていますが、これまで同様に開始できる時期が少しでも早く来ることを祈っています。昨年度から働き方改革もあって、Webを利用した勉強会などを実施してきました。今年度は感染予防対策もありますので、ICTを活用したオンラインでの対外的な会議や面会等も含め、これまでと違った仕事のあり方を検討する年になりそうです。最後に、地域の皆様、行政の方々と、これまで以上に連携をとりながら、よりよい医療・介護の体制ができるよう取り組んでいきたいと思いますので、今年度もご支援の程宜しくお願いいたします。

2020年7月1日