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院長ご挨拶

済生会みすみ病院 院長

地域とともに
生き続ける病院をめざして

済生会みすみ病院 院長

庄野 弘幸

しょうの ひろゆき

済生会みすみ病院は2003年に開院し、2023年3月で20周年となります。その記念事業として、今回ホームページも一新しました。
「医療・福祉を通じて、安心して生活できる地域創りに貢献します」が当院の理念です。この理念は、開院当時から変更しておらず、おそらく今後も大きな変更はないと思います。
この理念の下、スタッフ全員で「地域に根付いた病院」を目指して、日々励んで参りました。地域の方からは、「困ったときの済生会みすみ病院」として認めていただけるようになってきたと思います。新型コロナウイルス感染症の爆発的な広がりが続いておりますが、「With コロナ」になると予想されるこれからも、地域の皆さんとともに、素晴らしい病院を目指して努力を続けたいと考えています。
多くの地域の病院と同じく、医師・看護師など様々な職種で人員不足が続いています。そのような状況であっても、「働き方改革」に取り組んでいかなければなりません。そこで私達は、スタッフ全員でお互いに協力しながら日頃の業務に当たるようにしています。2021年度には『AI問診』も導入しました。適切な診療をなるべく早く行えるようになることを期待しています。新型コロナウイルスの感染拡大は、私達の周りにも大きな影響を及ぼしました。職員自身の感染もありましたが、職員家族の感染や、関連する保育園や学校でのクラスターなどで、勤務することができないスタッフも多数いました。24時間休むことのできない病棟での看護師の勤務が厳しくなったため、少しでも看護師の負担を軽減しようと、平日だけでなく、土日祝日にも病棟業務の支援を、事務・リハビリ・コメディカルなどすべてのスタッフが交替で行いました。
近隣の医療機関のスタッフや住民へのワクチン接種についても、多職種のスタッフに協力してもらいました。
とても厳しい状況の時期もありましたが、病院全体で困難に立ち向かうことができた経験は、今後の業務にも活かせるのではないかと考えています。
これまで当院では、地域で止まらない少子高齢化や人口減少に伴い、病棟の一部を一般病床から回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟へと変更してきました。さらに、訪問リハビリ、通所リハビリを開設し、訪問診療も始めています。2021年にはオンライン診療も一部で開始しました。
高齢になっても、住み慣れた土地で元気に生活ができるように、医療だけではなく、介護・福祉領域の方々とも強く連携して、地域の人々の暮らしに寄り添うことが必要だと思います。
今後も10年20年と、地域とともに生き続ける病院を目指していきます。
これからも、引き続き済生会みすみ病院を宜しく御願いします。

2022年度基本運営方針(PDF)
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